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赤川次郎先生・毒(ポイズン・集英社文庫)

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確か昨年、テレビで連続ドラマを見ました。昨夜、書棚にいっぱい詰まっている赤川次郎先生の文庫本たちの中で、この本がひときわ光っていたので、また読むことにしました。紙は茶色に変わり、古い紙の匂いも微かにしてましたが、今日、川越まで行く車内で、一気に読破しました。なんとこの本、昭和54年の発行です。長い年月が経っているのに、今読んでも違和感が全くありません。凄い作家です、赤川次郎先生は。「極道の妻たち」の取材をしていた時、極貧生活でした。取材費は自腹だからです。あちこちに借金しただけでなく、売れるものは全て売って現金にしました。赤川次郎先生のたくさんの文庫本も、心を痛めながら売りました。極道の妻たちが映像化され、借金を返したあと、また赤川次郎先生の文庫本を全て買いました。そしてエイズの取材の時、また取材費がかさんで極貧生活になり、再度、赤川次郎先生の文庫本も売ってしまったのです。大宅壮一ノンフィクション賞をいただき、今度は少しずつ揃え直してきました。赤川次郎先生に申し訳ないと思いながら売り、
でも家に赤川次郎先生の本があってほしいから、新品の文庫本を買い直し。。長く長く愛される作家でありたいものです。そう思ったら、三島由紀夫先生を急に思い出し、以前に読んだけれど全く覚えていない「金閣寺」を買ってきました。
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