遍路・51番札所・石手寺

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今日は、アレルギーで涙涙、1日中、涙を拭きながら遍路をしていました。せっかくの晴天なのに太陽を見ることも涙でできませんでした。道後にある石手寺さんは、大好きなお寺です。かつて衛門三郎という富豪がいました。お大師様が托鉢という修行で家を訪ねたところ、富豪はお大師様を邪魔扱いして、お大師様の鉢を放ったのです。すると八つに割れました。お大師様が去った後、富豪の八人の子供が亡くなりました。労働者を安く使い、貯めていたお金も失い、悔いた三郎さんは、お大師様に謝ろうと遍路の旅に出ます。何度回っても出会えず、88番から逆打ちをしたら、ようやく12番焼山寺さんの手前で出会いましたが、そのときは最期のとき。お大師様に気持ちを伝えたところ、お大師様が願いを叶えてあげようと言って最期を看取られました。その後、あるいいところの家で赤ちゃんが生まれました。その赤ちゃんが、三郎さんが亡くなったとき、お大師様が手に握らせた石を握っていたのです。人として、三郎さんは甦れたのです。その話のあるのが、この石手寺さ
んです。物語は、短くしてありますから多少違いがあるかもしれません。お許しを。お大師様が罰を与えることなどいたしません。八人の子供が亡くなったのは流行り病で偶然と思います。が、自分が傷んで、ようやく人の気持ちがわかるのでなく、常日頃から生あるものに思いやりを持ちましょうという教えです。
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