修羅な女たち・光文社文庫

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元気になれる本・「修羅な女たち」が、12日に発売されました。かつて、取材に10年かけて、kkロングセラーズ社から出版された書き下ろし本に、現在の彼女たちのことを加筆させてもらいました。
・14歳で、たった一人で出産した少女 ・7人の男にレイプされた後、川崎のソープに売られた西日本の女性 ・ホストに二億円を貢いだ名古屋の女性 ・ダブル不倫を10年続けたが、その間にお互いの家族も知ってしまい、まさしく波乱万丈の美人妻 ・経済的には何不自由ないけれども、性的暴力をふるう歯科医師の夫から逃げ、本当にやりたかった道である役者をしている女性・風俗を嫌っていたキャリアウーマン妻が、人妻風俗嬢に転身、その後も波乱万丈。・全身刺青の女王様でありながら、真面目で地味な私生活の女性。。特別ではなく、隣にいる、でも実は壮絶な人生を送り、乗り越え、笑っている女性たちです。ぜひ彼女たちの人生から、生きるパワーをいただいて下さい。もがきながらも、前を見つめ、頑張ること、頑張ろうとすることは、とてもとてもステキで、尊いことです。題字は、私!ではなく、書家の母親が書いております。

遍路・56番札所・泰山寺

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愛媛県今治市の56番札所・泰山寺の境内です。この後ろの室内に、ドキッとするほどパワフルな仁王様がいらっしゃいます。雨が11時辺りから降り、14時から凄く降るという予報通り、今日はすごい雨になりました。その雨が降りだす直前の境内です。私はこの境内にいらっしゃる「役(えん)の行者」さんが大好きです。お大師様の少し前の時代の行者さんです。役の行者さんのされた行を辿ることから私の修行は始まりました。山形県の出羽三山(でわさんざん)は、羽黒山、月山、湯殿山から成る行の山です。私は毎年九月に上らせていただいてますが、今年で14年目になります。月山の大きな岩だらけの所に「行者がえし」と名のついた、とても難しい箇所があります。小さい私は、岩にしがみついて、岩から岩へと歩きます。役の行者さんが、修行に月山にこられた時、この場所で、「修行が足らない。下の滝でもっと修行をしてこい」と、山の神様から言われ、引き返したそうです。修行ばかりしている役の行者さんが、言われるなんて。。でも、その役
の行者さんの修行のおかげで、それから後の人々が、月山に登ることができるようになったのです。私もそうです。だからいつも役の行者さんを見かけると、お礼を申し上げています。泰山寺さんに来させていただく度、役の行者さんにお会いできるのが嬉しくて、そして月山が恋しくなります。今日の大雨の遍路は58番・仙遊寺で終わりです。来月は、雪を案じて行かなかった、久万高原に戻って歩きます。

遍路・51番札所・石手寺

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今日は、アレルギーで涙涙、1日中、涙を拭きながら遍路をしていました。せっかくの晴天なのに太陽を見ることも涙でできませんでした。道後にある石手寺さんは、大好きなお寺です。かつて衛門三郎という富豪がいました。お大師様が托鉢という修行で家を訪ねたところ、富豪はお大師様を邪魔扱いして、お大師様の鉢を放ったのです。すると八つに割れました。お大師様が去った後、富豪の八人の子供が亡くなりました。労働者を安く使い、貯めていたお金も失い、悔いた三郎さんは、お大師様に謝ろうと遍路の旅に出ます。何度回っても出会えず、88番から逆打ちをしたら、ようやく12番焼山寺さんの手前で出会いましたが、そのときは最期のとき。お大師様に気持ちを伝えたところ、お大師様が願いを叶えてあげようと言って最期を看取られました。その後、あるいいところの家で赤ちゃんが生まれました。その赤ちゃんが、三郎さんが亡くなったとき、お大師様が手に握らせた石を握っていたのです。人として、三郎さんは甦れたのです。その話のあるのが、この石手寺さ
んです。物語は、短くしてありますから多少違いがあるかもしれません。お許しを。お大師様が罰を与えることなどいたしません。八人の子供が亡くなったのは流行り病で偶然と思います。が、自分が傷んで、ようやく人の気持ちがわかるのでなく、常日頃から生あるものに思いやりを持ちましょうという教えです。