吉原遊女の供養
2014年 11月 18日
風の強い、でもいいお天気で供養日和でした。吉原遊女の供養をさせてもらいました。毎月供養させていただくこと、16年目に入りました。激しく咳が出るので(これは何かのSOS!?)と思ったら、やはり古ーい古ーい塔婆が倒れかけていました。なぜこの塔婆だけはみ出していたか。。いたずらされようとしたのか。。よくわかりませんが、お経をあげながら直している内、せつなくなって、何度も何度も謝りました。でも肺が痛むくらい激しい咳はピタッと修まったので、やはり塔婆が訴えていたのでしょう。
今日は、女性二人のお客様を乗せた人力車くんも寄って下さいました。その女性達が、心から手を合わせて下さっていた姿に心が熱くなりました。供養中、大勢の中高年の男女が入れ替わり立ち代わり訪れましたが、写真を撮ったり、掲示板の写真や記事を見るだけで、手を合わせて下さらなかったのが、とても残念です。写真撮る前にまず、お詣りでしょ?と思うのですが。。皆さんの思いやりで、維持させてもらっている場所だけに、初めて訪れた方にも、思いやりが欲しいです。 でも16年前に比べたら、本当に多くの方々が立ち寄って下さるようになりました。それだけでも喜びとすべきですね、忘れられていた遊女たちのことを考えると。。終わったら法衣からスーツに着替えて、今夜は池袋で取材です。